かつて老子が残した言葉に、「足るを知る」というものがあります。すでに十分であることを知っている。つまり、「足りない物を嘆くのではなく、すでにあるものに目を向ける」という考えで、私がいつも心に留めている言葉です。
「便利」が溢れる現代において、あらゆる情報が簡単に得られ、SNSを開けばキラキラと輝く誰かの日常を目にします。
すると、「あれが欲しい」「あの人みたいになりたい」という欲が出てきて、自分には足りない物ばかりに思えてきてしまう。
私もしばしばそういったことがあるのですが、そんな時にも「足るを知る」という言葉が思い浮かびます。