山口県作業療法士会さま


介護予防や地域づくりにも参画し、最良の治療・訓練・支援を提供するという活動に取り組まれている一般社団法人山口県作業療法士会さまよりご依頼いただき、ロゴのリニューアルを担当させていただきました。
ロゴについて

絆を結ぶ、動くよろこびを共に。
山口県作業療法士会さまのロゴデザインをリニューアルするにあたり、「絆を結ぶ、動くよろこびを共に。」というキャッチコピーを掲げ、作業療法の本質を視覚的に表現しました。
作業療法は、病気や障害、加齢などによって生活に困難を抱える方々に対し、「作業」を通して、その人らしい生活を再び築いていくための支援を行う専門的なケアだと考えています。
「人が作業を通して健康や幸福になる」という作業療法の基本理念をもとに、動くことの喜びを象徴的に表しています。
ただ機能を回復するのではなく、その先にある「生きがい」や「社会とのつながり」までを見据えた支援と、その関係性の中で生まれる信頼と絆を図案として表現しました。
シンボルマーク

シンプルな線を用いた山口県作業療法士会のシンボルです。シンボルを形づくる線は、様々な意味を表すモチーフに変化することができます。
線が人を形づくり、よろこびを表し、絆を結び、信頼関係を構築する。
さらに、その線は山口県作業療法士会さまのイニシャルでもあるYot(Yamaguchi Occupational Therapist)という文字にもなります。
作業療法を必要とする人々の悩みは十人十色。
その悩みを解決するために、山口という地で一人ひとりに寄り添い、柔軟に対応し、サポートする姿、日々の暮らしが改善していくよろこびを線で表現しました。
ロゴタイプ

作業療法という専門性のある分野を扱う団体として、見る人に安心感や親しみを与えられるよう可読性をしっかりと確保しつつ、シンボルマークと同様に文字には程よい丸みを持たせています。
角の立ちすぎた硬い印象を避け、やわらかく開かれた印象を持つフォルムに整えることで、堅苦しくなりすぎない、やさしさを感じる佇まいに仕上げました。
おわりに
山口県作業療法士会さまは、昭和58年に発足された歴史のある団体です。
そのロゴをリニューアルさせていただくということで、身が引き締まる思いで制作をさせていただきました。
デザインという仕事を通して、お手伝いをさせていただけたことをうれしく思います。
今回はご依頼ありがとうございました!